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2022 年度 研究成果報告書

LSRが担うがん代謝リプログラミングと細胞間接着制御の分子機構

研究課題

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研究課題/領域番号 20K16196
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関札幌医科大学

研究代表者

高澤 久美  札幌医科大学, 医学部, 助教 (50359709)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードLSR / タイト結合 / 細胞接着 / がん代謝 / 子宮頸がん
研究成果の概要

子宮頸部腺がん手術材料を用いて抗LSR抗体による免疫組織化学を行い、その染色態度を評価した。その結果、非腫瘍性の頸管腺上皮、乳管上皮と比較して、それぞれのがん成分においてLSRの発現態度には有意な差が認められた。CRISPR-Cas9システムにより作製したLSR発現欠損株は対照株と比較して有意に種々の腫瘍悪性化能が低下していた。比較プロテオーム解析では、細胞間接着に関連する遺伝子オントロジー(GO) termが複数検出された。また、乳がんの複数の細胞株を用いてLSRの発現解析を行ったところ、複数の薬剤曝露によりLSRの発現が増加することを確認した。

自由記述の分野

腫瘍生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでに、子宮頸がんにおけるLSRの異所性高発現および子宮頸がん悪性化におけるLSRの役割解明に関する研究は皆無である。細胞膜表面に異所性高発現するLSRは診断マーカーとして有望であると同時に、分子標的治療のターゲットともなり得ることから、本研究で得られる知見は、分子機序の理解に役立つと共に、LSR高発現がんの治療戦略立案にも寄与すると期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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