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2023 年度 研究成果報告書

膠芽腫の低酸素誘導S100A4/NMII系によるがん幹細胞化と血管新生機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K16201
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関北里大学

研究代表者

犬飼 円  北里大学, 医学部, 助教 (10525695)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードGlioblastoma / Hypoxia / Vascular / S100A4 / NMⅡA
研究成果の概要

膠芽腫におけるS100A4/NMIIA軸の新たな機能的役割を示唆している。低酸素環境下において、S100A4はNMIIAと相互作用する。これによりNMIIAの活性が阻害され、腫瘍細胞の移動が促進される。S100A4(+)/HIF-1α(+)膠芽腫細胞によって細胞外VEGFが産生され、S100A4(+)/HIF-1α(-)腫瘍細胞は、既存の血管を足場として移動する。血管新生により膠芽腫細胞は進展するのである。

自由記述の分野

Glioblastoma

研究成果の学術的意義や社会的意義

病理組織標本上で可視化した膠芽腫組織内の血管ニッチの分布を応用して、新規予後予測システム等の臨床病理学的因子を構築することができる。S100A4膠芽腫細胞が血管新生のソースであることを明らかにすることによって、血管新生を基軸とした膠芽腫の新たな腫瘍進展機構を提唱できる。S100A4の血管新生などの新たな分子機能を明らかにすることで、様々な悪性腫瘍の発生・進展過程の解析に応用できる。様々な悪性腫瘍のS100A4/NMIIシグナル系による血管新生をターゲットとした治療戦略に応用することができる。

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公開日: 2025-01-30  

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