• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

ピロリ菌の小さなRNAによる胃炎症メカニズムの解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K16244
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49050:細菌学関連
研究機関名古屋大学 (2021-2022)
大阪大学 (2020)

研究代表者

木下 遼  名古屋大学, 医学系研究科, 特任助教 (50846566)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードピロリ菌 / small RNA
研究成果の概要

ピロリ菌の感染は、胃炎、胃潰瘍、胃がん、MALTリンパ腫などの消化器疾患の発症に関わっている。本研究を進めていくと、ピロリ菌の保有するsmall RNA (sRNA)のsRNA-XおよびsRNA-Zが胃炎発症に関与していることが見出された。さらにピロリ菌臨床分離株を用いた実験結果から、sRNA-Xの発現量と臨床所見が相関することを見つけた。以上の結果から、ピロリ菌による胃炎には、ピロリ菌の保有する病原性sRNAが寄与することが明らかになった。

自由記述の分野

細菌学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ピロリ菌は世界人口の約半数が感染している大規模感染症であり、胃炎や胃がんなどの消化器疾患を引き起こすことが知られているが、胃炎発症メカニズムは不明な点が多い。しかし本研究を通じて、ピロリ菌が保有するsmall RNAが胃炎発症メカニズムに関与している可能性が示唆された。本研究で得られた新知見は、他の細菌感染症解析の道を拓くほか、創薬・ワクチン開発へとつながることが期待される。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi