研究成果の概要 |
局所進行直腸癌における術前化学療法(NAC)とtumor microeinvironmentの関係性を明らかにすることを目的とした。 NAC後に原発切除した局所進行直腸癌66例を対象とした。tPD-1陽性, tCD8陽性例はNACにより有意に増加した(p=0.016, 0.005)。さらに、tPD-1陽性かつtCD8陽性が独立したNAC奏効の予測因子であった (OR: 29.8, 95% CI: 3.16-281.0, p = 0.003)。 大腸癌においてNACが免疫賦活に寄与する可能性及び、tPD-1陽性かつtCD8陽性は局所進行直腸癌に対するNACの奏効予測因子であることが示唆された。
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