研究課題
若手研究
EGFRチロシンキナーゼ阻害剤未治療EGFR遺伝子変異陽性肺癌切除例210例について微量なT790M変異が検出可能なCAST-PCRを施行した所、66例に微量なT790変異が検出され、T790M変異陽性率は31.4%であったことが示せた。また、微量なT790M変異の有無によって術後再発率および術後生存率に有意な差は認めないことから、予後への影響はない可能性が示せた。
呼吸器外科
一般的なPCRで検出できなかった微量T790M変異をCAST-PCRで検出しえた。T790M変異を有する症例は31.4%に認め、比較的多いことが判明した。EGFR遺伝子変異陽性肺癌の最適な薬物治療を検討する上で重要なデータであり学術的意義があると考える。より微量な遺伝子変異を検索実際の臨床で第1~3世代のどのEGFR-TKI(第1-3世代)の選択する際に重要なデータになりうる。