研究課題
若手研究
未治療皮下腫瘤と分子標的耐性腫瘤に対してGene Ontoloy解析を実施した。耐性腫瘤においてextracellular space、cytokine activityやintegral component of plasma membraneに関連する遺伝子の変化を有意に認めた。ATCの病勢が増悪すると、実臨床では炎症反応の変化(悪化)が見られるので、cytokine activityの遺伝子変異に着目してさらに解析を進める。
分子標的薬耐性
甲状腺未分化がんの病勢悪化時には、炎症反応が悪化することが多い。in vivoにて薬剤耐性を誘導した際にも、耐性腫瘤はcytokine activity関連の遺伝子において有意に変化を認め、実際の臨床での経過に矛盾しない結果となった。これらに、着目して病勢増悪を遅らせるための治療法開発に結び付けたい。