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2022 年度 研究成果報告書

新規マスター転写因子ELF3による肺小細胞癌のサブタイプ化とその臨床的意義の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K16440
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関金沢大学 (2022)
大阪大学 (2020-2021)

研究代表者

堀江 真史  金沢大学, 医学系, 准教授 (60732659)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードELF3 / ATAC-seq / CUT&Tag / スーパーエンハンサー / ASCL1
研究成果の概要

ELF3を高発現するSCLC等の3細胞株を用いて、ATAC-seqによるオープンクロマチン解析 、及びCUT&Tagによる網羅的ヒストン修飾解析を行い、ELF3がASCL1型のSCLCにおいてスーパーエンハンサー関連転写因子として機能していることを明らかにした。また抗ELF3特異的抗体を用いたCUT&Tag、及びsiRNAを用いたknockdown RNA-seqを行い、ELF3により制御される234遺伝子を同定した。さらにpathway解析やin vitro実験による検証を行い、ELF3ががん細胞の生存や細胞周期を制御し、悪性化に寄与していることを明らかにした。

自由記述の分野

肺小細胞癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

ELF3はASCL1型のSCLCではスーパーエンハンサー関連転因子として腫瘍促進的な役割を果たすことが示された。ELF3は膀胱癌や十二指腸癌ではがん抑制遺伝子として働いており、がん抑制促進の2面性を持つcontext-dependentな転写因子であることが本研究により明らかになった。

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公開日: 2024-01-30  

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