当初は、fMRI 計測と集団実験による垂直罰仮説の検証を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響により対面実験が不可能となり、代替研究を進めることとなった。そこで、自由な意思決定の神経基盤に関する研究を実施し、新奇なオプションを生成する創造性課題を開発、行動実験と fMRI 実験を行った。オプション生成の独自性の指標の妥当性を確認し,オプション生成の流暢性が発達とともに増大することを明らかにした。また、BCI 技術の倫理的懸念について、英語圏と日本語圏で調査を行い、人格性と結果に関連する懸念が共通し、日本語話者のみ内集団の道徳基盤が結果関連懸念に関与することを明らかにした.
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