本研究では脊髄小脳失調症6型(SCA6)の原因遺伝子産物であるCav2.1-polyQとα1ACT-polyQの発現が、オートファジーにより制御されているかについて解析を行った。Cav2.1-polyQ と α1ACT-polyQをそれぞれ発現させた細胞に、本研究で同定したオートファジー誘導化合物(TMD-6)を投与した結果、 両polyQの発現低下が確認された。さらに、SCA6のモデルマウスの脳内にTMD-6を注入したところ、ポリグルタミン病症状の緩和が確認された。これらの結果から両PolyQがオートファジーにより制御されていることを明らかにした。
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