NASHと腸内細菌による腸管透過性亢進が肝臓に影響を与える。腸管透過性の測定にはラクツロース・マンニトールテストが使われ、その結果が高いとNASHの治療に新たな可能性がある。コロナ禍の中断後、ヒトとマウスを対象に研究を進め、腸管透過性亢進NASHモデルマウスを作成した。血清/組織学的に変化するmicroRNAを同定することで、NASHの治療効果を評価する。モデルマウスを作成し、発現が増強・減弱したmicroRNAの網羅的解析により、投与前後における血清学的及び組織学的にみられる変化について検討を行うこととし、血清/組織学的に変化するmicroRNAを同定した。今後はヒトの検体で行う予定。
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