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2022 年度 研究成果報告書

POEMS症候群におけるサイトカインプロファイル解析と臓器特異的治療点の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 20K16594
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

水地 智基  千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (70788653)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードPOEMS症候群 / 形質細胞 / 血管内皮増殖因子 / サイトカイン
研究成果の概要

POEMS症候群患者と健常者の血清検体を用い、サイトカインを測定し両者の比較を行ったところ、POEMS症候群患者においてVEGF、IL-1β、IL-6、IL-8、IL-12、IP-10、MCP-1値の増加が認められた。さらに、全身性浮腫(capillary leak syndrome)を呈した患者ではIL-6の増加がみられた。また、肺高血圧症を合併した患者ではIP-10の増加がみられた。

自由記述の分野

脳神経内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

POEMS症候群は形質細胞の異常に基づき様々な全身症状を呈する希少難治性疾患である。サリドマイドが標準治療になりつつあり、その治療成績は向上しているが、全身性浮腫(capillary leak syndrome)や肺高血圧症などの重篤な合併症により、予後不良な転帰をたどる可能性がある。本研究でcapillary leak syndromeや肺高血圧症との関連が示唆されるサイトカインが同定された。それらのサイトカインは、重篤な合併症を有するPOEMS症候群に対する新規治療標的になる可能性がある。

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公開日: 2024-01-30  

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