本研究では、single photon emission computed tomography/computed tomography (SPECT/CT) を用いたピロリン酸心筋シンチグラフィによる心臓アミロイドーシスの定量的評価法として我々が提唱するstandardized uptake value (SUV) 値と、従来法(視覚的評価法、心臓対胸郭比)を比較した。また、病理学的に心筋組織へのアミロイド沈着量と比較した。 SUV値と病理学的所見に相関関係は示されなかったが、心筋生検より心臓全体のアミロイド沈着を評価でき、かつ、従来法より明瞭にアミロイド沈着量を識別できる可能性が示された。
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