Human Connectome Projectの若年健常者69名の頭部MRIを用い、血管周囲腔を自動検出する機械学習モデルを構築した。FMRIB Software Library version6.0.上で血管周囲腔の描出を明瞭にするためT1強調像をT2強調像で除した画像を作成後、手動で血管周囲腔を抽出。U-Netモデルと手動検出された血管周囲腔との一致率を評価した。この結果、大脳白質のみの画像のDice係数は平均値0.493±0.042、全脳画像のDice係数は平均値0.385±0.064で、大脳白質のみの画像のDice係数は全脳画像より有意に高かった (p=0.001) 。
|