研究期間をとおして、胎児の脳血流の観察技術の確立を実現するため、造影CTによる胎児の3次元構造の詳細解析、エコー装置による胎児血流の観察方法の確立と標的血管の血流速の測定、覚醒状態での胎児MRI撮影のための保定器の新規設計と作製を実施した。特にマーモセット妊娠個体のエコー検査による血流計測は毎週実施し、脳底動脈は頸動脈と思われる脳への腫瘍血管の描写と、パルスドプラーモードによる血流速の測定を行った。また、マーモセットを無麻酔でMRIやMR Angiographyの実施は従来の設備では実施できなかったため、本研究期間に新しく3Dプリンターで設計、作成を行った。
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