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2023 年度 研究成果報告書

妊娠初期の胎児への一過性アルコール暴露が脳発生に与える影響

研究課題

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研究課題/領域番号 20K16908
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関公益財団法人実験動物中央研究所

研究代表者

圦本 晃海  公益財団法人実験動物中央研究所, マーモセット医学生物学研究部, 主任 (80806985)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードマーモセット / 非ヒト霊長類 / 脳血流 / FASD / 胎児
研究成果の概要

研究期間をとおして、胎児の脳血流の観察技術の確立を実現するため、造影CTによる胎児の3次元構造の詳細解析、エコー装置による胎児血流の観察方法の確立と標的血管の血流速の測定、覚醒状態での胎児MRI撮影のための保定器の新規設計と作製を実施した。特にマーモセット妊娠個体のエコー検査による血流計測は毎週実施し、脳底動脈は頸動脈と思われる脳への腫瘍血管の描写と、パルスドプラーモードによる血流速の測定を行った。また、マーモセットを無麻酔でMRIやMR Angiographyの実施は従来の設備では実施できなかったため、本研究期間に新しく3Dプリンターで設計、作成を行った。

自由記述の分野

実験動物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

非ヒト霊長類であるマーモセットはマウスよりも薬物の催奇形性の影響がヒトと類似していること、大脳が大きく、発達していることの2点から胎児発達の研究に有用である。本研究は予防の困難な妊娠発覚前の飲酒に焦点を当て、妊娠初期のアルコール暴露が胎児の発達に与える長期的な影響を血液循環の面から理解することを第一の目標にしているが、胎生期の脳血流の測定技術の確立は自閉症や発達障害のような様々な疾患モデルでも使用できる汎用性が高い研究である。そのため、様々な疾病の理解につながる社会的、学術的意義が高い研究である。

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公開日: 2025-01-30  

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