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2022 年度 研究成果報告書

腸管上皮細胞における小胞体ストレス応答関連分子CHOPの役割の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K16949
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関秋田大学

研究代表者

下平 陽介  秋田大学, 医学系研究科, 助教 (20777982)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードCHOP / 腸管上皮細胞
研究成果の概要

CHOPを腸管上皮特異的にノックアウトしたマウス(CHOPΔIEC)を作成することにより、in vivoの腸管上皮におけるCHOPの役割を検討した。CHOPΔIECマウスは出生、その後の成長およびマクロ、組織学的な腸管の明らかな変化を認めなかった。
DSSにより腸炎を誘導すると、CHOPΔIECマウスではコントロールマウスと比べて腸炎が軽快した。さらに腸管上皮におけるCHOPの役割を解明するために糞便、腸管上皮細胞などを採取しDNA、RNA、タンパクなどを抽出しメカニズムの検討を行った。現在結果は解析中であり完了次第報告する予定である。

自由記述の分野

消化器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

小胞体ストレス応答に関わる分子であるCHOPが腸管上皮細胞において腸炎保護的に関わることが明らかとなった。現在解析中であるが、オートファジーやアポトーシス、その他の小胞体ストレス応答関連分子との関わりを明らかにすることでメカニズムが明らかとなる可能性がある。炎症性腸疾患は患者数が増え、難治例も増えている。本研究結果を元に新たな機序の治療法に展開していくことが重要である。また小胞体ストレス応答は細胞維持の基礎となる細胞内機構の一つであり、腸炎だけでなく他疾患との関わりについても発展が期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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