研究成果の概要 |
臨床情報を用いた研究に関しては、大阪大学と関連病院で構成される多施設共同研究のコホートを用いて、直接作用型抗ウイルス薬(DAA)によりウイルス排除(SVR)が得られた約2,000例のC型慢性肝疾患において、肝発癌リスク因子を明らかにした。また、約1,600例の肝線維化非進展例において、SVR後の肝発癌予測モデルを作成しその有用性を明らかにした。血清エクソソームを用いた研究に関しては、大阪大学医学部附属病院にてDAA治療でSVRが得られたC型慢性肝疾患の内、肝生検により肝線維化が評価された症例において、新規肝線維化マーカーとして血清中のSAPとPPBPが有用であることを明らかにした。
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