研究課題
若手研究
進行肝癌治療に対しLenvatinibは高い抗腫瘍効果を認める薬剤だが、有害事象により継続不能な症例も経験し忍容性の予測が重要である。Lenvatinibを導入した症例での血漿マイオカインを測定したところ治療前BDNFとPFSに関連性が認められた。治療前BDNF高値群は有意にPFSが延長し、相対用量強度との相関も認められた。血漿BDNFが分子標的薬の忍容性予測因子として有用な可能性がある。
肝細胞癌
切除不能な進行肝細胞癌に対して薬剤の選択は重要であるが、本検討において治療前の血漿マイオカイン(BDNF)とLenvatinib治療効果の関連性、実際に投与可能であった薬剤量との関連性が認められた。血漿BDNFがLenvatinibの様な分子標的薬の忍容性予測因子として有用な可能性がある。