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2023 年度 研究成果報告書

肝細胞不均一性に着目した慢性肝疾患の病態進行と発がん機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17038
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関国立研究開発法人国立国際医療研究センター

研究代表者

山添 太士  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 肝炎・免疫研究センター, 肝疾患研究部 上級研究員 (20736219)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード細胞核画像解析 / 慢性肝疾患 / 空間的遺伝子解析
研究成果の概要

本研究では、肝細胞のヘテロ不均一性(heterogeneity)に着目し、肝細胞癌患者の切除肝標本の非癌部ならびに癌部を解析し、染色体量 (ploidy)の変化と慢性肝障害の進行や発癌との関連を解明することで、その病態進行の機序を明らかにすることを目的とする。染色体量の指標として画像解析にて肝細胞の位置特異的な核の大きさを測定し、遺伝子発現解析としてシングルセルRNAseqと空間的トランスクリプトーム解析(VISIUM)を行った。ヒト由来手術サンプルを用いたため、RNA品質にばらつきがあり解析症例の蓄積、また解析技術の改善が望まれた。

自由記述の分野

肝疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年急速に発達しているシークエンス技術を応用したシングルセルRNAseq解析や空間的トランスクリプトーム解析により、以前は解析できなかった生理下あるいは病態下における1細胞の挙動を解析することが可能となり、次々と新しい知見が得られている。その一方で、これらの新しい技術の遂行には一定の経験が必要である。今回、遺伝子発現量解析をヒト由来試料で行うための改善点と注意点が明らかとなった。今後、解析プラットフォームも改善されており、ますます重要な解析方法となるため、解析経験と結果の共有が重要と考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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