通常局所の興奮のタイミングは、電位内のdV/dtで算出されるため、局所の電位高の影響を強く受ける。この場合、非常に小さな局所心筋の興奮がある場合、周辺の大きな筋肉の影響を受けたFar-field電位の中に埋没してしまう事がある。 Omnipolar技術をを用いた新しいアルゴリズムでは、局所の電位の周波数を算出し、最も鋭い成分が生じるタイミングを局所のタイミングとして、判定しうる。これにより、正確なGapの評価や、興奮伝搬の描出が可能になると想定していたが、いずれもdv/dtに基づくActivation mapとpeak-frequencyに基づくactivation mapで有意な差はなかった。
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