研究課題/領域番号 |
20K17343
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
林 良太 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (10649213)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | アトピー性皮膚炎 / 3Dスキン / precision medicine |
研究成果の概要 |
アトピー性皮膚炎患者検体を用いた3Dスキンモデルの作製にはまだ時間がかかると思われるが、健常人細胞を用いた3Dスキンモデルの作製は確立することが出来た。また、3Dスキンモデルを用いずにアトピー性皮膚炎患者血清を用いた網羅的なサイトカインの探索を行い、IL-4やIL-13などのサイトカインの上昇はみられたものの、現段階では、各々の患者の治療法の選択に有用であるとは言い難かった。一方で、先天性魚鱗癬の1種である表皮融解性魚鱗癬患者ではIL-18が著明な上昇をしていた。アトピー性皮膚炎においてもIL-18が関与することが知られているが、アトピー性皮膚炎よりも表皮融解性魚鱗癬の治療になる可能性がある。
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自由記述の分野 |
皮膚科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アトピー性皮膚炎は多数の患者がおり、近年新たな治療薬が多く発売されている。一方で、現段階で最も患者に適した治療法を選択する手段はなく、治療法の選択には医師と患者の判断に託されている。本研究は最大の目的は、治療前に最適な治療法を選択するモデルシステムを構築することであったが、現段階では実現していない。一方で、申請者は健常人細胞を用いた3Dスキンモデルの作製には成功しており、患者検体を用いずに種々の化合物、サイトカインを添加することにより培養細胞実験よりも視覚的に判断できるモデルを確立することは今後可能である。このモデルにより新規治療法の効果について検証できると考えている。
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