PCRアレイによる網羅的遺伝子解析の結果により、CXCL8、CXCL10、CCL2などのケモカインの関与が示唆された。これらのケモカインはMAPK(mitogen-activated protein kinase:分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ)シグナル伝達経路が主に関与すると考えられており。さらなる解析により、関与するパスウェイを明らかにすることで、未だ治療法が少ないTAKにおいて、新規治療標的につながる可能性が高いと考えられる。また免疫染色の結果よりvaso vasorumがTAKの炎症の首座となっている可能性も示唆され、病態解明につながったと考えられる。
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