痩せ群97人中、握力18kg未満の人が11%、DEXAでの筋肉量でSMI(骨格筋量指数)が5.4未満の人が37%存在し、握力、筋肉量の両方が基準値未満である人は8%と標準群(1%)に比べてやせ群で高い割合であった。また体重やBMIに差はないにもかかわらず、筋肉量低下と骨粗鬆症は相関していた。結果として、痩せた中高年女性で、 骨粗鬆症を合併したサルコペニアを多く認め、痩せの中でもより低体重で体脂肪率が高いという特徴を有していた。またやせ群の75gOGTTでは、Insulinogenic index 、Disposition indexは正常耐糖能群と比較して耐糖能異常群で有意に低い結果であった。
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