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2023 年度 研究成果報告書

レギュラトリーサイエンスに基づいた新生児腸管吻合トレーニングプログラムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17598
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関東京大学 (2021-2023)
群馬県衛生環境研究所 (2020)

研究代表者

高澤 慎也  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40421094)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード小児外科 / 手術シミュレーター / 腸管吻合 / 低出生体重児
研究成果の概要

実際の腸管径を模した低出生体重児腸管吻合トレーニングモデルを開発した。13名の小児外科医に縫合手技を行ってもらい、妥当性評価を行った。アンケート調査ではウェット腸管の評価が高かった。また、ウェット腸管では、吻合部リーク圧が手術経験数と有意な相関を示し、構成概念妥当性が示された。次に、ウェット腸管を用いて若手小児外科医5名を対象にトレーニングを実施した。トレーニングの前後で、吻合後の平均リーク圧が、3.2 hpaから7.2 hpaに統計学的に有意に上昇した(p = 0.04)。以上より、本シミュレーターは構成概念妥当性が高く、実際に吻合手技を向上させることが確認できた。

自由記述の分野

小児外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

小児外科領域における手術シミュレーターの研究は複数あるが、実際のトレーニング効果を検証した研究はまだ少なく、本研究は先駆的な結果を示すことができた。今後はより被験者を増やして実臨床におけるトレーニング効果を検証する。吻合手技が向上することで、縫合不全や吻合部狭窄の発生頻度を減らすことが示されれば、本シミュレーターの普及により、多くの患児の治療予後を向上させることができる。

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公開日: 2025-01-30  

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