CUL4A過剰発現が腫瘍の増殖能,浸潤能,遊走能に影響を与えることを確認した。次に化学療法剤や放射線療法との併用による腫瘍増殖抑制効果を検討した.計画時点ではCUL4A活性阻害を加えた細胞株に化学療法剤や放射線療法を加えるとその相乗効果により有意に良好な治療効果が得られるものと考えていたが、そのような結果には至らなかった。この原因として各々の治療がそれぞれ別の機序に基づいてその効果がもたらされるものと考察している。肝転移モデルを作成する予定であったが移植後うまく生着しなかった。今後も原因を究明し実験の続行を図るべく検討している。上記結果をまとめ今後論文化をを予定している
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