シミュレーションに用いる3Dモデルの第一歩として、健常人ボランティアから模擬手術を行える精緻な軟性3Dモデルを臨床CTデータから作製することに成功した。まず健常人ボランティアの単純CTから、3Dのデザインを作成。まず硬性モデルを3Dプリントしシリコンの鋳型を作成し、鋳型からウレタンで軟性モデルを抽出した。同時に術野を再現するホルダーも開発した。代表的な気管支形成・気管形成がモデルで再現できることを確認した。実際に気管支再建手術を要した患者のCTから病変(青色)も3Dモデル上に再現した。3例のモデルを作製して、実際に患者に行われた再建術式がモデル上でも再現できることを後方視研究として確認した。
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