研究成果の概要 |
人工呼吸関連肺傷害(VILI)モデルラットでは、肺血管内皮傷害を反映し、PECAM+EMPs数, VE-cadherin+EMPs数, ICAM-1+EMPs数, VCAM-1+EMPs数が上昇した。特に血管透過性亢進の指標である肺乾湿重量比とは強い相関を示し、VILIの血管内皮傷害マーカーとなることが示唆された。また、抗炎症作用をもつセボフルランを1MACで20分間吸入させたのちに高容量換気を行うと、ICAM-1+EMPs数およびVCAM-1+EMPs数が減少し、VILIの炎症性内皮傷害が軽減される可能性があることが示唆された。
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