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2023 年度 研究成果報告書

霊長類マーモセットを用いた脳内出血治療法の開発と基盤となるHMGB1動態の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17930
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

王 登莉  岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (40815693)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード抗体治療 / 脳出血 / HMGB1
研究成果の概要

脳内出血(ICH)は有効な治療法がない重大な医療問題だ。HMGB1が炎症性サイトカインとして機能することが知られている。以前の研究で、抗HMGB1モノクローナル抗体がラットのICHモデルで脳損傷を顕著に改善したため、臨床用のヒト化抗体(OKY001)を開発した。この研究では、ヒト化抗体がHMGB1の放出を阻害し、鉄の蓄積と脳損傷を減少させたこと、またヘモグロビンの毒性効果を遅らせる可能性が示された。さらに、体重減少を抑え、行動性能を向上させる効果が確認され、ICH治療の新たな戦略としての可能性を示唆している。

自由記述の分野

薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究は脳内出血(ICH)の治療法開発に新たな道を示し、HMGB1をターゲットとした治療が脳損傷を減少させる可能性を明らかにした。
効果的な治療法が患者の生活の質を向上させ、医療費の削減や社会復帰の促進に寄与することが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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