ヒト肉腫検体より、コラーゲン中で培養する培養法を用いてマウスへの移植も可能な20株以上の肉腫オルガノイドの樹立に成功した。その中で類上皮肉腫2株について論文報告した。また悪性骨巨細胞腫や脂肪肉腫6株についても研究報告予定である。またオルガノイドを用いた増殖実験や薬効実験、また遺伝子改変実験などについても検討、実践し安定して可能となった。 さらに、オルガノイドを用いて遺伝子解析を行い肉腫の悪性化メカニズムの解析を行い、薬剤による治療実験を行った。さらなる症例を蓄積し本研究を継続・発展させることで、肉腫に対する新規治療へとつながる可能性を示した。
|