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2022 年度 研究成果報告書

肥満患者の滑膜組織で増加する肥満細胞の変形性膝関節症病態への関与

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18073
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関北里大学

研究代表者

高野 昇太郎  北里大学, 医学部, 助教 (10596505)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード変形性関節症 / 肥満 / 肥満細胞
研究成果の概要

肥満は変形性関節症(OA)のリスクファクターであることが知られているが、その原因は十分に明らかになっていない。本研究では肥満細胞およびその産生因子に着目し、検討を行った。肥満OA患者の滑膜組織を解析した結果、トリプターゼ、IL-13、bFGFの亢進が認められた。トリプターゼは滑膜線維芽細胞、マクロファージにおける炎症性サイトカインの発現を増加させた。また、IL-13は滑膜線維芽細胞におけるbFGFの発現を増加させた。本研究結果から、滑膜組織への肥満細胞の動員と、肥満細胞による炎症惹起が肥満OA患者の病態に関与している可能性が示唆された。

自由記述の分野

整形外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

肥満変形性関節症患者の病態に肥満細胞およびその産生因子が関与することを示した。本研究成果は、2400万人を超える変形性関節症患者の新規治療法開発に貢献できると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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