RNAシークエンスを用いた網羅的遺伝子発現解析によって、顆粒膜細胞ではLHサージから排卵までの12時間で約6000もの遺伝子の発現が変化することを見出した。さらにChIPシークエンスによって、ヒストン修飾H3K4me3のゲノムワイドな変化があることが明らかになった。H3K4me3変化を伴う遺伝子はH3K4me3変化を伴わない遺伝子に比べて、発現変化量が大きいことがわかった。これらのH3K4me3に制御される遺伝子は、種々の細胞機能変化に関与し、顆粒膜細胞の黄体化に寄与している可能性が示唆された。
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