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2023 年度 研究成果報告書

CAD/CAM冠接着技法の確立ー新規汚染除去剤による接着阻害因子の除去ー

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18596
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

中谷 早希  大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (10804487)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード接着歯学 / 接着阻害因子 / CAD/CAM冠
研究成果の概要

CAD/CAM冠の脱離を阻止することを目的に,象牙質および築造用レジン表面の接着阻害因子の影響と接着阻害因子除去法としての新規MDP含有クリーナーおよびユニバーサルアドヒーシブ処理の効果を評価した.その結果,新規クリーナーを用いた擦り洗いにより仮着材成分は効果的に除去され,接着性レジンセメントの象牙質接着強さは有意に回復した.また,築造用レジンにおいても象牙質と同様にエアースケーラーや水洗のみではなく新規クリーナーを併用することで接着性が有意に回復することが示された.さらに,接着前処置としてボンディングレジンを築造用レジンに塗布することで,接着阻害の影響を受けなくなることが明らかとなった.

自由記述の分野

接着歯学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究結果により,CAD/CAM冠を装着する際には機械的除去に続き化学的処理を行うことで接着阻害因子を十分に除去すること,そしてレジンセメントを使用する前に支台歯側にアドヒーシブレジンを使用することが有効であるが明らかとなった.本研究を通じて得られたデータにより本邦で多く行われているCAD/CAM冠におけるトラブルを減少させることにつながり,メタルフリー補綴の普及にも寄与すると考える.

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公開日: 2025-01-30  

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