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2023 年度 研究成果報告書

光重合型架橋性ビニルエステルの分子量と多孔型吸収性骨補填材の骨形成率との関係

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18602
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

山田 知枝  岡山大学, 歯学部, 博士研究員 (60838001)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード骨補填材 / 吸収性 / 光重合 / ビニルエステル / アジピン酸ジビニル / BMP2
研究成果の概要

光重合法ではモノマー重合時の発熱を抑制できる。骨形成タンパク質を含むモノマーを光重合した骨補填材が分解すれば骨形成能が期待できる。本研究では重合触媒量を変えて骨形成蛋白含有の骨補填材の分解速度と骨形成量を観察した。重合触媒量を減らすと早期骨形成量は減少するが,骨補填材の吸収速度は早くなった。重合触媒量の変化することで,骨補填材の吸収速度を調整することが可能であることが示された。

自由記述の分野

歯科補綴学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で用いたジビニルエステルは,重合によって架橋構造を与えて強度を示すとともに生分解性を有し,光重合が可能である。骨形成蛋白は熱変性するため,光重合することで薬効を維持したまま重合体に含有することができる。本研究では重合触媒量を調整することで,重合体の分解速度を調整できることが示されたので,長期間の薬効を期待することが可能となる。

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公開日: 2025-01-30  

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