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2023 年度 研究成果報告書

口腔癌における金属ナノ粒子と分子標的薬併用治療の有効性に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18693
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

筧 康正  神戸大学, 医学部附属病院, 特命講師 (70772896)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード放射線増感効果 / ナノ粒子 / 口腔癌 / 分子標的薬 / EGFR阻害薬 / アポトーシス / 金ナノ粒子 / 放射線増感剤
研究成果の概要

本研究では金ナノ粒子はセツキシマブといったEGFR阻害薬に接着していることをラマン分光にて確認し、放射線増感としてだけでなく、EGFR阻害薬の抗腫瘍効果を増感することをin vitro、in vivoで示した。金ナノ粒子の局在はin vitroで透過電子顕微鏡で、in vivoでヌードマウスの腫瘍内においても走査電子顕微鏡で確認された。
金ナノ粒子の添加はin vivoにおいて肝臓・心臓・腎臓・肺でその変性が確認されず毒性は明らかになかった。上記の内容で国際口腔外科学会で発表を行い、Biomed Research International及びCancersに掲載された。

自由記述の分野

口腔外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

メタルナノ粒子で最も生体毒性のない金ナノ粒子添加によって従来の放射線療法だけでなく、分子標的薬の抗腫瘍効果も増感しているが顕微鏡および動物実験において明らかになった。口腔癌という局所治療に適した部位であることからも今後のヒトへの臨床応用が強く期待される研究となった。

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公開日: 2025-01-30  

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