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2022 年度 研究成果報告書

歯胚間葉でのFoxc1の機能と分子制御解明-iPS細胞を用いた歯胚発生への応用-

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18775
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関東北大学

研究代表者

吉田 倫子  東北大学, 歯学研究科, 助教 (80746818)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードFoxc1 / 歯胚発生
研究成果の概要

Foxc1の異常に起因するAxenfeld-Rieger症候群では、歯の先天欠如や形態異常が認められる。そのため、Foxc1が歯の発生に重要であると推察されるが、その機能は不明である。そこで本研究では、Foxc1が歯胚発生を制御する転写因子であると仮説を立て、歯胚発生におけるFoxc1の機能と分子制御をGli2との相互関係に着目して解析を行った。その結果、Foxc1は歯性間葉細胞に発現し、増殖および分化に関与していること、Gli2と物理的に結合することが明らかとなった。

自由記述の分野

医歯薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

Foxc1の異常に起因するAxenfeld-Rieger症候群では、歯の先天欠如や形態異常が認められるが、歯の発生におけるFoxc1の発現、機能、および分子制御は不明である。本研究により、Foxc1は歯の発生過程において主に歯性間葉細胞に発現し、Gli2との相互関係により、歯胚間葉の増殖および分化に関与し歯の発生を促すことが推測された。これらの知見に基づき、今後さらに歯胚発生におけるFoxc1を基軸とした新規分子制御が解明されれば、未だ全容の明らかでない先天性の歯の発生異常の病因解明につながることが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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