【目的】口腔機能低下症と診断された外来患者に対して実施される口腔機能管理前後の口腔機能や栄養状態の変化を調査し,その効果を検証することを目的とした。65歳以上の患者で,口腔機能低下症と診断した者38名を対象とした。期間は3か月間とした。食事バランスガイドを用いた栄養指導を全員に対して行った。管理開始前と3か月後について,全参加者の各計測項目をWilcoxonの符号付順位検定で比較した。 【結果と考察】口腔機能低下症患者で舌圧が低下していた者に対して機能訓練を行うことで,舌圧の向上が認められた。さらには,口腔機能管理を行うことで,栄養状態の改善が示された。
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