当初の予定通り研究を遂行した。医療におけるへき地尺度(Rurality Index for Japan: RIJ)の開発及び妥当性に関する研究(Development and validation of a rurality index for healthcare research in Japan: a modified Delphi study)が2023年6月にBMJ Open誌に掲載された。本論文は同誌の最も読まれた論文トップ10に6月、7月の2か月連続でランクインした。また、研究目的であればへき地尺度のデータを利用できるものとし、研究責任者の研究室のウェブサイトから申請ができる仕組みを作成したところ、これまでで100名以上の研究者・行政職員から申請があった。RIJを用いた研究として、RIJとプライマリ・ケア医の診療の幅の関連を検証したPrimary care physicians working in rural areas provide a broader scope of practice: a cross-sectional study及びRIJとプライマリ・ケアの質の関連を検証したPatient experiences in primary care do not differ according to rurality: a cross-sectional studyがそれぞれBMC Primary Care誌に掲載された。 研究責任者はへき地尺度に関する研究論文を5年間で4編著し、関連する学会発表・講演を7回行った。
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