法医解剖時に摘出した心臓をホルマリン固定した後に、附属病院のMRIスキャンを用いて死後心臓MRI検査を実施し、その際に放射線科医及び放射線技師と相談し、検討を重ねていく中で試行錯誤しながら、最適な検査を行う工程を確立できた。 また、死後心臓MRI検査を実施した症例に関して、死後心臓MRI検査の所見に加えて、死後CT検査と病理組織学的検査の所見を、放射線科医と症例ごとに議論し、それらについてまとめて、症例を蓄積できた。 さらに、死後心臓MRI検査を実施した事例において、血液からDNAを抽出し、心臓性突然死 に関与する遺伝子パネル解析を次世代シークエンサーを用いて実施しており、現在その解析中である。
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