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2022 年度 研究成果報告書

体幹の姿勢に着目した低負担ファーラー位条件の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 20K19005
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

古舘 卓也  国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 助手 (40848032)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードファーラー位 / セミファーラー位 / 一回拍出量 / 心拍数 / 左室駆出時間 / 体幹角度 / 姿勢 / 安楽
研究成果の概要

本研究は,ファーラー位姿勢中の体幹角度が循環器系へあたえる影響を詳細に検討した.健康な若年成人では,体幹起こす角度が30°,45°,60°のそれぞれで,体幹全体を起こす姿勢よりも上部体幹を中心に起こす姿勢で循環量が保たれる事が明らかになった.特に上部体幹を30°起こす姿勢は,体幹全体を30°起こす姿勢より,1回拍出量は増加し,心拍数の上昇を抑えられた.この時の左室駆出時間は,上部体幹を30°起こす姿勢でより増加した.また,上部体幹を30°起こす姿勢は,仰臥位姿勢とほとんど同等の1回拍出量,心拍数,左室駆出時間となりえることが本研究により明らかになった.

自由記述の分野

基礎看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により,身体が虚弱となりベット上で寝たきりを余儀なくされている患者の生活を改善するための環境を示す事ができた.起立性低血圧を起こしやすい虚弱な患者にとって,セミファーラー位姿勢のような身体を起こす角度が低い姿勢でも安楽に過ごせる姿勢が示されたことは,患者の生活の質に大きく貢献するものである.

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公開日: 2024-01-30  

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