研究課題/領域番号 |
20K19206
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
前田 隆代 神戸大学, 保健学研究科, 保健学研究員 (60848456)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 災害派遣 / 派遣準備 / 災害看護 / 病院看護師 / プログラム開発 / PTSD予防 / デルファイ法調査 |
研究成果の概要 |
本研究は、国内の災害拠点病院の災害派遣準備の実態を調査し、2018年に開発した災害派遣準備評価指標を活用した災害派遣準備プログラムを開発することを目的とした。コロナ禍でもあり、インタビュー調査も3ラウンドのデルファイ法調査も時間を要したが、無事終了し、9カテゴリー53項目の災害派遣準備プログラム試案が完成した。この試案を協力病院2か所で5か月間試用いただくことができた。その成果を災害派遣準備プログラムとして次のステップ(実践と評価)に反映させる予定である。2024年1月1日に起こった能登半島地震の派遣活動にも活用し、JDNREIを用いた個人の準備状況把握は必須であることも明らかになった。
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自由記述の分野 |
災害看護
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
災害多発国日本において、看護師の災害に対する派遣準備態勢の評価は災害対応能力を向上させるために重要である。本研究成果の学術的意義は、わが国で初めてデルファイ法調査においてコンセンサスを得られた9カテゴリー53項目で構成された災害派遣準備プログラムを完成させたことにある。 社会的意義は、この災害派遣準備プログラムを各病院で活用することにより、看護管理者は適格者を選んで自信を持って部下を災害派遣活動に参加させ、終了後は元通りに職場で勤務できるような有効な支援につながる効果的な災害派遣準備と看護師個人の災害対応能力向上に寄与することにある。
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