研究課題
若手研究
腰部の可動域や運動における速度などをVRを用いて計測可能なシステムを開発した.また,その評価内容に応じて身体を動かす範囲を決定し,VR上のゲームを通じて運動療法を実施可能なプログラムの開発ができた.慢性腰痛患者にて実施した結果,疼痛強度だけでなく,恐怖や破局的思考も軽減が認められた.また症例が就労者であり,慢性腰痛によって生産性低下も認められていたが,改善が認められた.
リハビリテーション
慢性腰痛を罹患している人は非常に多いため,家庭内で気軽にできる運動療法は必須である.しかしながら,運動が重要であることが理解できていても運動頻度が高くなることはない.その点で,VRはゲーミフィケーションの要素もあり,楽しく運動を実施できる.また,VRは家庭内でも使用が可能であり,社会的意義は高いと考える.