研究課題
若手研究
本研究では、平地歩行とトレッドミルの歩行を解析し、その類似度と身体機能との関連を検討した。トレッドミル歩行に対する平地歩行の比(歩行比)を算出した(歩行比が1に近いと類似性が高い)。解析対象としたトレッドミル歩行は、0.5~1.0倍の6種類の速度のうち、快適に歩くことができた速度(快適速度)と1.0倍の2種類とした。“快適速度”、“1.0倍”の両条件において、歩行比を算出した。結果は、快適速度、1,0倍のトレッドミル歩行比ともに統計的に有意に関連した身体機能評価は、ケイデンスであった。
リハビリテーション
トレッドミル歩行と平地歩行の特徴的な違いとして、ケイデンスがあげられる可能性が示唆された。ケイデンスを元にトレッドミル歩行の速度を調整したり、トレッドミル歩行ではなく平地歩行を優先的に実施することで、効率的な運動学習を促せる可能性がある。