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2023 年度 研究成果報告書

関節拘縮予防を目的とした効果的な微弱電流療法の刺激条件に関する検討

研究課題

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研究課題/領域番号 20K19420
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関県立広島大学

研究代表者

佐藤 勇太  県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (30819313)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード関節拘縮 / 関節固定 / 電気刺激 / 骨格筋
研究成果の概要

本研究の目的は,微弱電流療法が非荷重を伴って生じる関節拘縮に与える影響について検討することとした.特に刺激強度や刺激時間,および刺激周波数に着目し調査を行った.その結果,微弱電流療法は,筋収縮を伴う電気刺激と同様に骨格筋の伸張性低下を抑制することで非荷重を伴う関節拘縮の予防効果を有する可能性があることが明らかとなった.また微弱電流療法における刺激条件では,刺激強度や刺激周波数による大きな差はないものの,刺激部位を神経とする必要があり,10Hzや250μAでの刺激が望ましい可能性があることが明らかとなった.

自由記述の分野

理学療法学

研究成果の学術的意義や社会的意義

臨床のような非荷重を伴う関節不動により生じる関節拘縮では,関節不動のみで生じる関節拘縮と比較し,骨格筋の伸張性低下が強く生じ,関節拘縮が悪化する.このような関節拘縮では従来のような関節拘縮の予防方法ではかえって悪影響をおよぼす可能性がある.また有効とされる筋収縮を伴う電気刺激も筋疲労が生じることを否定できない.そこで本研究では筋収縮を伴わない微弱電流療法が関節拘縮の予防に与える影響を明らかにすることとした.これにより,最小限の電気刺激条件にて関節拘縮の予防を行うことができる可能性がある.その結果,関節拘縮の治療に要する時間が短縮し,患者の健康寿命の延伸,医療費の削減にも貢献できると考えられる.

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公開日: 2025-01-30  

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