研究課題/領域番号 |
20K19447
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 大阪保健医療大学 (2023) 神戸大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
小川 真人 大阪保健医療大学, 保健医療学部, 講師 (70787192)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | リハビリテーション栄養 / 心臓手術 / プレハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、高齢心臓外科患者における手術前からの積極的なβhydroxy-β-methylbutyrate (HMB)経口投与による新たな栄養介入が術後身体機能低下の抑制ならびに術後合併症の減少効果について検証することであった。 本研究結果から、心臓術前のHMB摂取は、周術期の運動耐容能および身体機能低下に対して効果的であることが示され、予備能の低下した高齢者に対してHMB摂取は有用な治療となりえることが示唆された。
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自由記述の分野 |
リハビリテーション
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化が進行している本邦において、高侵襲手術である心臓手術後の合併症やADL低下が非常に問題となっている。その問題点に対して術前の栄養介入、特にHMBを用いた介入は大きな解決策となる可能性がある。術前のHMB介入により、術後のADL、QOL低下を抑制でき、術前の標準的な栄養療法の提示、また周術期有効なリハビリテーションの確立の一助となった。また、身体機能低下により元来手術適応とならなかった患者にも手術適応の道が開ける可能性がある。
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