研究課題/領域番号 |
20K19457
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東都大学 |
研究代表者 |
中村 睦美 東都大学, 幕張ヒューマンケア学部, 准教授 (50850632)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 介護予防 / コンピテンシー尺度 / リハビリテーション専門職 / 通いの場 |
研究成果の概要 |
住民主体の通いの場へ支援するリハ職が習得すべきコンピテンシー尺度を作成するために,第1研究として,質的帰納的研究デザインを用いコンピテンシー習得プロセスを明らかにした。次に,第1研究の結果をもとにコンピテンシー尺度案を作成し,通いの場の支援に携わっているリハビリテーション専門職を対象とした無記名自記式アンケート調査を実施した。有効回答607名のデータについて探索的因子分析を実施した結果,コンピテンシー尺度は20項目からなる3因子構造であることが推測された。また,本尺度は良好な構成概念妥当性を有しており,十分な信頼性・妥当性を有していることが示された。
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自由記述の分野 |
予防理学療法学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者の介護予防を推進するために住民主体の通いの場へ支援するリハビリテーション専門職が習得すべきコンピテンシーとして,支援者としての姿勢と知識,調停能力や臨床的技術が求められることが示された。本研究で作成したコンピテンシー尺度は,支援能力を評価する尺度として用いるとともに,リハ職が目指すべき方向性やその方向に進むべき指針として活用することが期待される。また,本尺度の各項目は,支援における具体的な方策を含む実践例となることが考えられる。本研究の結果は,介護予防事業におけるリハ職を活かした効果的な取り組みを促進させるために有用であると考えられる。
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