本研究の目的は、伸張性収縮(ECCs)後の短母指屈筋の運動および感覚神経伝導速度における対側(CL-RBE)および同側(IL-RBE)の繰り返し効果を調査することであった。合計32名の若年男性を対象に、2回のECCsを実施した。2回目のECCsは1回目から2週間後(n=11)、4週間後(n=10)、8週間後(n=11)の3群に分け、それぞれIL-RBEとCL-RBEでECCを行った。その結果、FPBMのECCsはSCVの有意な遅延を引き起こすことが示された。しかし、神経伝導速度に対する繰り返し効果は、すべてのインターバル条件群で有意差はみられなかった。
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