低出生体重時が増加している我が国において体力レベルを調査すること及び体力評価を正確に行うことは運動嫌いを減らし、生活習慣病の改善に繋がる可能性があり、重要なポイントであると考える。 男児において出生体重が児童期における体格と体力・運動能力に影響を及ぼす一要因である可能性が示唆された。特に筋力、走力において小学校の段階では影響が残存している可能性が示唆された。女児においては関連は認められなかった。体力挽回要因についての検討は、運動部活動に所属または身体活動量が多い児童の体力が高いことが示された。特に運動部に新たに参加した児童の体力は高く、元々運動に興味・関心があったことが関係していると思われる。
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