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2022 年度 研究成果報告書

ストレス応答分子HO-1を介した新規抗筋萎縮シグナルの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K19639
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関徳島大学

研究代表者

内田 貴之  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 講師 (00803561)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード筋萎縮 / 鉄代謝 / ミトコンドリア
研究成果の概要

骨格筋量を維持するためには、鉄代謝とミトコンドリア代謝の関係が重要である。これまでの研究では、鉄欠乏がミトコンドリアの機能低下や筋細胞の異常を引き起こすことが示されている。本研究では、鉄量の変動が筋細胞の代謝にどのような影響を与えるかを調査した。結果として、鉄キレート剤であるDFOの処理によってミトコンドリアのタンパク質やたんぱく質合成のバランスが低下し、筋機能も低下することがわかった。また、筋萎縮モデルでは、鉄量の変動が筋萎縮関連遺伝子発現に影響を与えることも示された。これらの結果から、筋細胞内の鉄代謝とミトコンドリア代謝の相互関係が筋萎縮の発症に関与している可能性が示唆された。

自由記述の分野

栄養学および健康科学関連

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通して、鉄・エネルギー代謝異常から筋萎縮へと繋がる新規経路が明らかになり、大きな学術的意義を持つ。さらに、萎縮環境における鉄付加で筋萎縮抑制傾向がみられたことは、寝たきり状態や消耗性疾患等による筋萎縮を予防するために、食事やサプリメントとしての鉄付加が有効である可能性を示唆しており、社会的意義も大きい。

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公開日: 2024-01-30  

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