研究課題
若手研究
本研究では、コンピュータに接続されたデバイス同士が、CPUを介さずに直接データをやりとりするPeer-to-Peer Direct Memory Access (P2P DMA)を用いた高速なネットワークI/Oに関する研究を行なった。研究の中で、P2P DMAに関する計測ツールを実装し、P2P DMAを利用する利点を明らかにした上で、Network Interface Card同士が直接データをやりとりする新しい高速ソフトウェアルータを開発した。
ネットワークシステム
本研究は、コンピュータに搭載された複数のデバイスが連携する環境を想定し、デバイス間で直接データをやりとりするP2P DMAについて、その利点と応用についての研究を行なった。研究の結果、P2P DMAの有用なケースを明らかにし、応用事例としてCPUを利用するよりもさらに高速なソフトウェアルータの実現に至った。本成果は、計算での利用は当たり前となったGPUやアクセラレータをはじめとする周辺デバイスをより効率的に、幅広い用途へと利用していくための一助となるものである。