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2021 年度 研究成果報告書

音声式適時ESMを用いた運動学習促進のための内在運動情報検知・還元基盤

研究課題

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研究課題/領域番号 20K19840
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
研究機関東京大学

研究代表者

西山 勇毅  東京大学, 生産技術研究所, 助教 (80816687)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード音声式適時ESM / 内在運動情報 / 運動学習促進 / コンテキスト認識 / 音声入力
研究成果の概要

大学の野球部員(116名)に実施したアンケート調査より、94.81%が過去に運動感覚の記録経験があり、その内68%が運動感覚や運動計画といった内在運動情報を記録していること、55.28%が限りなく記録負荷が低い場合、より高い頻度での内在運動情報の記録を希望していることを明らかにした。内在運動情報を低負荷に収集するために、音声認識とコンテキスト認識技術を応用し、反復練習中にハンズフリーで内在運動情報の記録を支援する基盤(MiQ)を設計・実装した。大学の野球部員(8名)に実施した評価実験より、本基盤を利用することで、内観運動情報の記録回数と量が増加し、入力負荷が低減することを明らかにした。

自由記述の分野

ユビキタスコンピューティング

研究成果の学術的意義や社会的意義

運動学習の質の向上は、スポーツを筆頭にリハビリテーションや伝統技術の継承など身体動作を伴う様々な活動において長年研究されてきた。これまでの情報技術を用いた運動学習支援システムでは、ビデオやモーションセンサ、生体データの値などの外観運動情報を用いてきたが、運動学習の質の向上には、内在運動情報も重要なデータである。これまで記録できなかった内在運動情報を蓄積し利用可能にすることで、内在運動情報を用いた新たな研究や運動学習支援システムの開発が進み、運動学習の分析・支援研究分野に波及効果をもたらすことが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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