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2022 年度 実施状況報告書

衣服への空中超音波照射による非接触全身触覚提示システム

研究課題

研究課題/領域番号 20K19841
研究機関東京大学

研究代表者

神垣 貴晶  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任助教 (70866368)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード計測 / 熱画像 / 超音波
研究実績の概要

昨年度は,全身への温覚提示を目的として本手法での温覚提示に適した素材を調べた.またサーモカメラを用いた素材表面の温度測定を新たな音場の計測手法として利用できることを見出した.
本年度はこの音場の計測手法の確立について取り組んだ.具体的には,メッシュスクリーンとサーモカメラを用いて,超音波の照射されたスクリーン表面をサーモカメラにより熱画像として可視化する手法である.この手法は二次元の面をリアルタイムに計測することができ,メッシュを動かすことで容易に三次元分布を把握することもできる.そのため,マイクを走査して分布を測定する従来手法と比較して,短時間で音場の計測ができる.この手法の有効性は,構築した物理モデルと実験の比較により確認された.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本年度は,音場の計測手法の確立に取り組み,本課題の主目的である全身への触覚提示が進まなかった.このことから,遅れていると判断した.

今後の研究の推進方策

今後は,本課題の主目的である全身への触覚提示に取り組む.これまでに得られている知見をもとに,振動覚・温覚の提示ができる衣服の設計・製作を行い,物理実験,被験者実験により提案手法の有効性を検証する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Two-Dimensional Measurement of Airborne Ultrasound Field Using Thermal Images2022

    • 著者名/発表者名
      Onishi Ryoya、Kamigaki Takaaki、Suzuki Shun、Morisaki Tao、Fujiwara Masahiro、Makino Yasutoshi、Shinoda Hiroyuki
    • 雑誌名

      Physical Review Applied

      巻: 18 ページ: 044047

    • DOI

      10.1103/PhysRevApplied.18.044047

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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